2021年世界三大コンクールの一つである、エリザベート王妃国際音楽コンクールにて第3位入賞。2019年にはフランスで最も権威のある、ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールにて第2位入賞。現在、日本とフランスを拠点に演奏活動を行っており、バロックから現代音楽までとレパートリーは幅広く、各時代、作曲家の様式美が追究された演奏、多彩な音色には定評がある。また、現代のピアノのみならず、古楽器であるフォルテピアノでの奏法の研究にも取り組み、造詣を深めている。これまでにフランス、ベルギー、スイス、ラトビア、ドイツ、イタリア、ポーランド、オランダ、ポルトガル、南アフリカ、中国、台湾、韓国など各国で演奏会を開催、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団の他、国内でも主要オーケストラと共演を重ねている。2025年、ラヴェル生誕150年記念全曲演奏会および「革新のベートーヴェン」と題したリサイタルツアーを夏冬に開催し、精緻を極めた表現と詩的な響きが織りなす圧巻のステージで聴衆を魅了。2026年2月には、フォルテピアノとモダンピアノを用いた2日連続公演を大阪・東京で行い、楽器特性の差異を通して音楽像を浮き彫りにする試みが大きな反響を呼び、同年8月には、セイジ・オザワ 松本フェスティバル2026にてメシアン「トゥランガリーラ交響曲」のピアノ・ソロを務め、その演奏は大きな称賛を集めた。
CD「ラヴェル:ピアノ作品全集」(NOVA Record)はEtcetera Recordsより再リリースされ、フランス「Le Monde」紙をはじめ各メディアで高く評価されるとともに、フランスの音楽批評サイト「ResMusica」が選出する《Clef d’Or ResMusica 2024》を受賞。フランス人以外としては異例の受賞となり、国際的評価を確立した。また、自身の編曲によるラヴェル『マ・メール・ロワ』ピアノ・ソロ版をMuse Pressより出版するほか、音楽之友社「ラヴェル ピアノ作品集1New Edition」に運指で参加するなど、楽譜制作にも携わっている。近年は文筆にも活動の幅を広げ、『小説すばる』で連載中のエッセイ「ピアノとワインと、ときどきパリ」が好評を博している。
東京藝術大学を経て、パリ国立高等音楽院に審査員満場一致の首席で合格し渡仏。同音楽院ピアノ科第3課程および室内楽科第1課程を修了。さらにフォルテピアノ科(古楽器)を修了。
令和2年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞、第33回日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、第33回出光音楽賞受賞。
公式サイト https://keigomukawa.com/